2026.10.24 | by ミナ
同じ「ハイフ」なのに、なぜ9倍違うのか ― 機器で分かれる価格の分布
「ハイフ 全顔」で探すと、5万ウォンの院と45万ウォンの院が出てきます。どちらかが間違っているのではありません。機器が違えば、別の商品なのです。江南・ソウルの11院の公式価格を集め、分布で確かめました。
最初に結論を置きます。ハイフの価格は、「どの院か」より先に「どの機器か」で決まります。見積もりを読むとき、院の名前より先に機器名を確認してください。それだけで、価格の見え方が変わります。
実測の分布 ― 機器で、ここまで分かれる
当社が江南・ソウル11院の公式価格ページから集めた表示価格(通常価格・2026年10月21日時点)では、100ショットあたりの中央値は、機器の系統でまったく違う数字になりました。
ハイフ 100ショットあたりの中央値(実測)
- シュリンク系の機器 ₩50,000(12件・範囲 ₩41,667〜150,000)
- ウルセラ系の機器 ₩450,000(13件・範囲 ₩300,000〜667,500)
- 東京のハイフ(機器混在) ¥11,000(10院・27件/中央の50%は ¥8,773〜12,838)
出典:SeoulSaver価格データ(公式価格ページの表示価格・通常価格のみ、2026年10月21日時点)。機器を混ぜた中央値(₩225,000)は、比較の意味を持たないため掲載していません。
なぜ9倍になるのか
理由は単純で、機器そのものの価格と、1ショットごとの消耗品(カートリッジ)の価格が違うからです。ウルセラは米Merz社の機器で、「ハイフ」という施術名そのものの代名詞になってきたオリジナル機です。シュリンクは韓国の普及機で、同じ超音波の仕組みを使いながら、機器と消耗品の価格帯が大きく下がります。
つまり、5万ウォンと45万ウォンの違いは「ぼったくりかどうか」の違いではありません。「何の機械で打つか」の違いです。逆に言えば、機器名を伏せたまま「ハイフ 全顔 ○○ウォン」とだけ書かれた価格は、安くても高くても、比べることができません。
「全顔」だけの見積もりは、比べられない
もう一つ、収集の過程で分かったことがあります。当社の収集では、ショット数を表示していないハイフの価格が13件ありました。ショット数がなければ100ショットあたりに直せず、分布に入れることができません。
「全顔」とだけ書かれた価格同士を比べるのは、量の違う商品を比べるのと同じです。見積もりを受け取ったら、①機器名 ②ショット数 ③深さの配分(1.5/3.0/4.5mm)――この3つが書かれているかを確認してください。書かれていない見積もりは、判断の材料が足りていません。
では、どちらを選ぶのか
9倍の価格差に、9倍の意味があるかは、目的で変わります。オリジナル機には、学会報告の蓄積という裏づけがあります(根拠グレード:B)。一方で、軽い引き締めの維持が目的で、予算に限りがあるなら、普及機の分布の中で適正な価格を選ぶことにも合理性があります。
どちらにも共通して言えるのは、機器の違い以上に「深さの配分とショット数を、顔の状態に合わせて設計できるか」が結果を左右する、ということです。機器名は、その設計を確認するための入口です。
条件つき ― 機器名を示せる見積もりだけを、比べる。
機器名・ショット数・深さの配分が確認できない見積もりは、安くても判断できません。確認できる見積もりは、同じ系統の分布とだけ比べてください。シュリンク系なら中央値 ₩50,000、ウルセラ系なら ₩450,000(いずれも100ショットあたり・2026年10月21日時点)が物差しです。
対象コード:EN-HIFU | 地域:韓国・江南/日本・東京 | 価格層:表示価格(通常価格)| データ:SeoulSaver価格データ(公式価格ページ収集、n・基準日は本文に併記)
文:ミナ